高血圧の分類
高血圧の種類は、病気が原因で起こる続発性高血圧(二次性高血圧)と、
原因が特定できない本態性高血圧の2種類があります。
● 続発性高血圧 ( 二次性高血圧 )
続発性高血圧は、病気が原因なので、病気そのものを治療できれば高血圧を改善する
ことができます。
高血圧患者の約10パーセントが続発性高血圧と言われています。
続発性高血圧は、以下のような病気が原因です。
発症頻度は少ないですが、手術などによって完治する可能性が高いです。
・ 大動脈縮窄症
・ 腎血管性高血圧
・ 腎実質性高血圧
・ AME症候群
・ クッシング症候群
・ 褐色細胞腫
・ 大動脈炎症候群
・ 甲状腺機能異常
・ 妊娠高血圧症候群
・ 高カルシウム血症
・ Liddle症候群
● 本態性高血圧 ( 一次性高血圧 )
本態性高血圧は、原因は単一ではなく、両親から受け継いだ遺伝素因に加えて、
生後の成長過程、加齢プロセスにおける食事、ストレスなどの様々な生活習慣が
複雑に絡みあって起こります。原因が特定できない高血圧です。
高血圧患者の9割以上を占めていると言われています。
なお、食塩感受性高血圧は、遺伝的素因と食塩摂取過剰を兼ね持つもので、本態性
高血圧の一部です。
原因としては、以下のものが複雑に絡み合って、高血圧になると言われています。
(モザイク説)
・ 食生活(塩分の取りすぎ)
・ 生活習慣(過度の飲酒、喫煙、睡眠不足など)
・ ストレス
・ 太りすぎ
・ 運動不足
・ 遺伝的な体質
・ 加齢
・ 社会環境
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