タウリンの血圧を下げる働き

タウリンは、タンパク質を構成するアミノ酸の一種で、生命活動の維持に欠かせない成分
の一種です。タウリンには、血圧を正常に保つ働きがあると言われています。

　
タウリンは、主に魚介類に含まれています。
具体的には、以下の食べ物に多く含まれています。

　
　・貝類（カキ等）
　
　・イカ
　
　・タコ
　
　・魚の血合い

　
タウリンは、人間の体内では、わずかな量しか合成されませんので、食事で摂るように
しなくてはなりません。また、タウリンは、魚介類に多く含まれていますが、魚介類には
自然ナトリウムも多く含まれているので、なるべく薄味の調味料で料理するようにしま
しょう。

　
タウリンは、血圧を正常に保つ働きがありますが、ポイントとなる点は、
【 ホメオスタシス 】と【 交感神経の抑制 】という２つ働きです。

　
まずは、【 ホメオスタシス 】ですが、あまり聞きなれない言葉ですが、身体や細胞を正常
な状態に保つ作用を言います。タウリンには、この作用があるため、血圧を正常な状態に
保つ効果があります。

　
また、タウリンには、【 交換神経の抑制 】の働きがあります。人間はストレスがたまると、
体内に血圧を上げるホルモンが増えます。タウリンは、交換神経に働きかけて、このホル
モンが増えるのを抑え、血圧の上昇を防いでくれます。

　
もっと詳しく説明すると、人間はストレスを受けると、交換神経が刺激されて、以下の
ようの作用で、血圧が上昇することになります。

　
　●　心拍の動きが速くなる ⇒ 血管収縮 ⇒ 血液量が増える ⇒ 血管が縮まる
　　　⇒ 血圧上昇

　
　●　身体から塩分と水分を取り除く腎臓の働きを抑制 ⇒ 血液量が減らない
　　　⇒ 血圧上昇

　
このように、ストレスを受けると血圧が上昇しますが、タウリンには、交感神経を抑制
する働きがありますので、血圧の上昇を防いでくれるのです。

　

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