血圧安定に効くカリウム

血圧を下げる方法として、食塩を減すことを思い浮かぶ方が多いと思います。
しかし、もっと積極的に体内から塩分を取り除くなら、カリウム、カルシウム、
マグネシウムをバランス良く摂取することが大切です。

　
カリウムは、細胞にたまっている塩分を腎臓から尿中に追い出す作用があります。
日本人は、カリウムの摂取量が世界的に見て、とても少ない傾向があります。
カリウムの摂取量の少なさが、高血圧の一因とも言われています。

　
カリウムは、新鮮な野菜、果物、海藻類などに多く含まれています。野菜では熱を加えたり
水にさらしたりすると失われやすいものが多いです。なかにはカボチャのように、ゆでても
カリウムの量がほとんど変わらないものもあります。

　
【 野菜 】
　パセリ、よもぎ、とうがらし、のびる、にんにく、枝豆、ほうれんそう、めキャベツ 等

　
【 芋・豆類 】
　きな粉、グリンピース、いかり豆、納豆、里芋、大豆 等

　
【 種実類 】
　ピスタチオ、ココナッツパウダー、らっかせい、ひまわりの種、アーモンド 等

　
【 藻類 】
　まこんぶ、ほしひじき、ほしのり、味付けのり 等

　
【 魚介類 】
　するめ、かつおぶし、くさや、かんぱち、はも 等

　
カリウム摂取する時は、以下の点に注意して下さい。

　
　●　人工的な錠剤での摂取は失われやすい。なるべく野菜などから摂る。
　●　調理すると失われやすい。
　●　煮込む、ゆでる時は、できれば汁ごと食べる。

　
また、カリウムを取りすぎると「高カリウム血症」になることがあります。
不整脈が起こったり、逆に血圧が急上昇したりします。特に腎機能障害のある人は、
カリウムの取りすぎに注意が必要です。

　

　

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